その起業にはどのような許認可が必要か

皆様、こんにちは。

弊所ホームページにご訪問いただき、ありがとうございます。

世田谷区三宿の行政書士 湯地麻紀子(ゆじ まきこ)です。

今日は、「その起業にはどのような許認可が必要か」についてのお話をします。

・起業のためにチェックしたいこと


どんな業種で起業しようか?

こんなサービスはどうだろうか?この商品は?どんなショップを作ろうか?

これから手掛ける事業についていろいろとイメージすると、とてもワクワクしますよね。

夢を現実のものとするとき、その中身も大切ですが、やはりその基盤となる部分はしっかりと整えておきたいものです。

まずチェックしてほしいのは、あなたが起業を考えたとき、その業種は許認可が必要かどうかです。

美容業やペットショップなど、業法によって事業者に資格制限を課している事業は多数あります。さらに、許認可を受ける窓口も業種によって異なります。

せっかく開業準備が整ったのに、許認可を受けられず、営業が開始できなかった!といった事態にならないようにあらかじめ確認しておきたいものです。

・許認可とは


ところで、許認可とは何でしょうか?許認可とは、ざっくりいうと営業するにあたって必要となる手続きのことです。この手続きは大きく分けると、「許可」「認可」「登録」「届出」「免許」5つに分けることができます。

*許可…行政法学上、本来誰でも享受できる個人の自由を、公共の福祉の観点から一旦禁止しておき、個別の申請に基づいて特定の場合に解除する行政行為である。 禁止の解除。

*認可…私人間で締結された契約などの法律行為(売買契約など)を、行政庁が「〜していいよ」と補充することによって、法律上の効力があるようにする行為

*登録…行政機関において一定の事項を,多くの場合関係人の申請により,公簿に記載する

*届出…行政庁に対し一定の事項を通知する行為で、法令により直接にその通知が義務付けられているものであって申請に該当しないもの

*免許…特定の資格を持った者に権利や地位を与えるもの

・許認可が必要となる業種の具体例


*許可…リサイクルショップ、飲食業、介護事業、建設業等々の安全・健康に関する業種

*認可…警備業、自動車運転代行業、保育園等

*登録…旅行業、ペットショップ、貸金業、電気工事業等々、許可ほどは厳しくないが一定の要件を満たす必要あり

*届出…探偵業、駐車場業、理容業・美容業業

*免許…酒の製造販売、不動産業等


・まとめ


許認可が必要な業種は多数あります。もし、これらの業種が必要な許認可を行わなずに開業してしまうと法律違反となり、場合によっては重い刑が科せられることもあります。

そのようなことのないよう、開業する前にしっかりと調べ、きちんと必要な認可手続きを行うようにしましょう。

また、許認可の専門家は行政書士です。

行政書士は、許認可の要件をどのように満たすことができるか相談に乗ってくれるほか、書面の作成・申請を代行も対応してくれます。起業を考えたなら、まずは信頼のできる行政書士に相談してみましょう。

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